人は主体的な目的をもたずして活動可能かということを考えてみた。答えは、可能だが精神的にものすごく辛いということだ。子供がわけもわからず泣くのはその主体性が何かを知らない為だと思う。同じくあまりに言語的思考が稚拙な人間はその「主体性の不在」というわけのわからない不安に押しつぶされるのが怖くて他者を常に求めつづけ、プライドとか主体性とかおざなりにベタベタと24時間誰かに擦り寄って、寄生して生きている。

人間は眠らずにおきている限りは常に何かを思考しているわけだから、そのつど目的をもたない場合の意識の思考は内側に傾く。生きていることの不安。死に対する不安。存在そのものの無根拠性に対する不安。だからその真実から目をそむける為に僕たちは現実なるものと対峙し戦い抜く。考えなくていいよう、死と向き合わなくていいよう。無矛盾の公理の証明が成り立たないことと向き合わなくて済むよう。

だからいわゆるよりよく生きるということは現実と向き合って他人と交わり生きていくということなのだと思う。つまり考えない、直視してはいけないということ。そして証明は不可能であるがやはり僕たちにとっての現実とは目の前に広がる現実そのものでしかないということだ。カントのいう物自体ではないし、そこには神もいないし、証明も不可能だけれど、紛れもなくやはりそれは現実だといえる。僕らの意識にとっては。

でも現実を直視してもやはり人は疲れる。だから物語や音楽で自分の救われない心に救済を与える。

仮想現実を直視しても現実を直視しても、それで生きられるほどに人間は器用には出来ちゃいない。一番してはいけないことは物事の真実を直視しようとする試みであり、絶対性を求める欲望だろう。

だから、そのつどに目的をもって生きればいい。それが永遠でなくても絶対的な愛でなくてもその瞬間に思ったことや感じた他人との絆とか感動とか喜びだけは多分本当なのだという欺瞞を抱えながらアイロニカルに。

だってどんなに理性が死にたがっていても腹は減るんだし。逆もしかりで、どんなにお腹いっぱいでも死にたいという理性的な衝動からは抜け出すことは出来ない。

Zガンダム?

2005年10月30日 ガンダム
前半の展開がやたら早い。いきなり出会っていきなり意気投合していきなりキスしていきなり戦闘していきなり記憶云々言い出していきなり「カミーユって名前今でも好き?」「とっくに好きさ、自分の名前なんだもの」とか言ってフォウはその後ベンウッダー氏に頭ぶち抜かれて死んでしまった。はえー。フォウがカワイソスだったんだけど、カミーユはフォウの顔を思い出す間もなくファといちゃいちゃしてて、なんかフォウがいっそうかわいそうだった…これも御大マジックですかね?

で、中盤からは打って変わってスローテンポでやたらサラが目立ってたね。カミーユの次に台詞が多いのは間違いない。つかヒロイン級。まあサラはZのキャラでもかなり好きだから一行にかまわんのだけどこっちに時間の尺を回すんなら前半部をもう少し丁寧にしてやっても良かったんじゃないかなあという気もする。それともこれが3部に向けての伏線にでもなってるのかもしんないけど。そうじゃなかったら不可解なくらいサラが目立ちまくってたね。あとエマ中尉が何かとエロ可愛かった。
DVD エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 2005/02/16 ¥6,090

前から気になってはいたけど観てなかった。全部観たらなんか割とイメージどおりの話だった。ちなみに原作の方はぜんぜん読んでない。どっかの漫画喫茶で読みたい気にはなった。

セカイ系っぽい日常と非日常の同一性云々は笠井潔先生にでも任せておくとして、単純な個人的な嗜好としてはこういう舞台設定の話は好きだ。学園が一個あってそこを舞台にあーだこーだとぐだぐだやってるのは。くにおくんとかスクールランブルとか好きだしね…ちょっと違うか?すでにモラトリアムとかいう範囲を平然とぶち破ってますがね。おまえそれ警察呼べよ、て話がなんのツッコミもなく感情剥き出しの愛憎展開されてる過去編とかにはちょっと…かなり食傷したけどな。
五十鈴が一番エロかわいかったね。棗一族は総じて逝って良しかなっ♪
阪神ワロス

10月26日の日記

2005年10月26日 日常
大学の講義中にボールペンのデッサンを机に落書きしてたら何かしゃべらせたくなったので、ペン先から吹きだしを作って「うんこもれるー」と書いたらなんかやたら笑えたので、その下に鉛筆を握ってる右手そのものをデッサンをして、その中の鉛筆で何かを描いてるというメタ視点の絵を描いて「うんこでてるー」としゃべらせたらまた笑えた。すげーくだらないんだけど、こんなにくだらないネタで笑えるくらいだからまだまだ逝けるな。

PRIDE30

2005年10月24日 K1 PRIDE UFC等
第1試合
●戦闘竜 1R 1分31秒TKO ズール○
ズールは意外と動けるデブだった。パンチの打ち方もしっかりしてたし。意外とこれから伸びてくかも。まあもっと痩せてからの話か。戦闘竜は毎回観るごとに体がシェイプアップされてくのが分かるので努力してるのが良く分かるので結構好きなんだけど、結果が残せなかったらやっぱり消えていく運命にあるんだろうな。ガチ格闘技の厳しいところだ…。切ない

第2試合
○ムリーロ・ニンジャ 1R 3分31秒ヒールホールド ムラド・チュンカエフ●
試合慣れの差かな。チュンカエフはやることなすことから回りっぽかった。

第3試合
○ジェームス・トンプソン 1R 2分13秒 KO アレクサンドル・ルング●
ルングは明らかな当て馬臭漂う人だったのでトンプソンは何事もなく処理しなきゃならないのにしょっぱなに一発もらうのはよっぽどボクシング下手なんだなあ。目もあんまり良くなさそう。距離のとり方も下手だったし。PRIDEで名を売ってくならキャラ作りだけじゃなくて実力の方もちゃんと身につけないとこの先やばそう。

第4試合
●横井 宏考 1R 4分05秒 KO クイントン・“ランペイジ”・ジャクソン○
格闘家としての横井の引退試合みたいな感じの試合。最後は完全に心折られてました。ほとんどいじめっ子といじめられっ子の構図。泣き顔やもん。日本人は「背水の陣」とかインタビューで言っちゃ駄目だね。あれ言って勝った奴なんて俺はまだ一回も見たことが無い。本気を出せば出すほどへタレを露呈するのが日本人クオリティなのかorz

第5試合
○セルゲイ・ハリトーノフ 3R 判定2−1 ファブリシオ・ヴェウドゥム●
個人的にはベストバウト。この二人が対戦するならこういう風にならざるをえないだろう。ロイジョーンズ対バーナードホプキンスの世紀の凡戦を思い起こさせる一戦だった。ヴェウドゥムの目の良さ、反応のよさには正直びっくりしたね。あんなに避けるの上手いのはめったにいないよ。それと同じくらいびびったのは、あの貧弱右オーバーハンドwあれじゃ何発カウンターで喰ってもKOはないよなw スタンドではほぼ互角。グランドではヴェウドゥムだったからヴェウドゥムの手が挙がっててもおかしかなかったんだけど攻勢点というのを考慮に入れると常にプレッシャーかけてたのはハリトーノフだったからね。まあ個人的にはドローが一番妥当だと思うのだけど。ただ、選手としての心情としてはハリトーノフは「負けた」ヴェウドゥムは「勝った」と思ってんじゃないかな。ルール上どうしてもスタンドで戦わざるをえないけど寝技対決は途中から完全にハリトーノフは拒否する形で試合を進めたわけだから寝技に関しては完全に負けた、て意識がありそう。

第6試合
○瀧本 誠 3R 判定3−0 ユン・ドンシク●
一番眠い試合。寝技はよくワカンネ。立ち技は4回戦のプロボクシングよりやばい。そんな感じ。

第7試合
○桜庭 和志 1R 2分27秒 KO ケン・シャムロック●
桜庭は完全にシュートボクセスタイル。しかもオーソドックスの構え。確かサウスポーじゃなかったっけこの人。ときどきスイッチしてたけど。常にガードを上げて前かがみの姿勢には、ああこっちの方が絶対いいな、と思った。反応良くないくせにノーガードじゃ打たれまくられるのは目に見えてるし。最後のストレートも体が開かないでまっすぐ打ち抜く伸びるストレートだったのでだいぶフジマールに鍛えられてフォーム修正させられたのだなというのが分かった。まあストップはかなり早すぎかなあ。桜庭はこのままブラジルに永住したほうがずっといい選手になれる気がするw

第8試合
○ミルコ・クロコップ 3R 判定3−0 ジョシュ・バーネット●
まあ判定だったけどミルコにとっては最後まで集中力を途切らせることなく、上手く体力をセーブしながら戦えた価値ある一戦だったと思う。バーネットはやっぱ太りすぎだろう。途中からの失速具合にはちょっとがっかりした。途中までの勢いだと、こりゃミルコのKO負けもありうるかと思ったんだけど。まあ太って耐久力が増してたからミルコの打撃にも踏ん張れたというのはあるかもだけど。

まあ感想はこんな感じ
CD-ROM I’ve 2005/09/30 ¥2,940

ぶっちゃけエロゲーサウンド。歌詞カードの曲名の横には堂々と「凌辱制服女学園」とか、なんとか色々とハードな題名のエロゲーの名前がついてます。その意気や良し!といいたいところですが決して知らん人に歌詞カードを見せられないという諸刃の剣。俺のノミのような心臓では誰かといるときはどうどうと曲もかけられないです。まあ大体の毎日を一人ですごしてますけどね!死ぬまでおそらく一人ぼっちですけどねっ!

まあとにかくいいよこれ。騙されたと思って1回聞いてみてよといいたい。こういうのってトランスミュージックつーのかな?ようワカランけどとにかく聞いてて心地いいよ。車走らせながら絶叫しながら歌うとサイコーですよ。女ボーカルのエロカワイイ歌声と男のだみ声のコントラストならぬ不協和音が激しく迷惑極まりないですが、助手席に誰か乗せる予定も未来もありませんからねっ!ひゃほーい(泣)

あと歌詞がやたらめったら文法のつながりが変な感じでまさに詩的なんだけどこれマジでKOTOKOがかいてんすかねえ?作詞の才能があるというか電波飛ばしまくりっつーかすげー奴だぜ。爬虫類顔だけど。ちなみに僕はSHIHOさんの歌声が大好きです♪・・・まあ顔は見ないでおくのが吉だろうorz
ISBN:4091530338 コミック 柿崎 正澄 小学館 2003/10/04 ¥530

友人がやたら絶賛してたのでとりあえず3巻まで読んだ。漫画としてはかなり面白かった。佐々木先生超いかす。あそこまでキモイ人をノリノリで描ける柿崎氏の力量にも感嘆した。

こういった男の友情モノは昔から結構好きなジャンルなんだけど。ただ、今はそういうホモソーシャル的な視点の物語で自己回復に向かえるほど素直な性格でもないんだよね。
作者もその辺わかってるのか、死が隣り合わせであるからこその「生の実感」に対するアイロニーが単行本の後ろ側にあって、あのページから窺えるのはマジになっていることに対するメタ視点的なパロディであり、要するに照れ隠しもあるだろう。

これを読んで、こんな時代があったんだから俺も頑張んなきゃ…とか触発されて大マジになったフリして生きれるほど社会は暑苦しくないんだよなあ。
あくまでアンちゃんカッコええぜ、という燃え要素に元気になるための本であって、くれぐれも俺はアンちゃんみたいなビッグな男になる、とかいう勘違いを犯しちゃ駄目っぽい話。
遅ればせながらビデオ録画してたのを観た。
拳闘部屋での実況を読んでた印象では4Rまで終始カスティージョペースだったのかなと思ってたのだけどぜんぜんそんなこたなかったね。あのタイミングで左フックが猛烈にヒットしなけりゃ勝負はどっちに転がっててもおかしかなかった。

コラレスは身長のアドバンテージがかえってディスアドバンテージになってるっぽい。アレだけくっつくとカスティージョの左フックを完璧に防ぎきるのはきついだろうなあ。アレだけ丹念に右ガード上げてたのにガードの隙間をずばずば打ち抜かれてたのはどうしようも無かったんだろうか?背が高い分、接近すれば顎は捕らえられやすいよな。ボディもガスガスもらってたし。

それでも前回よりは戦略として良かったのは常に押し込んでたのはコラレスだった点だと思う。密着するとカスティージョのが強いんだけど、ちょっと隙間が開くとコラレスのパンチも上手い具合にヒットする。アレをずっと続けてたら後半カスティージョも失速してたかもしんないと思ってた矢先にあの一発をもらっちゃったから、その先は未知の領域なんだけど、うーん、浜田さんの言うようにラバーマッチが観たい。

こういったらコラレス擁護の言い訳になっちゃうのだけどあの1.6キロ差は大きかったと思う。両者の力が限りなく拮抗していただけに2キロ近いウェイト差ははっきりとした形で両者の力差を分けた気がする。前回までのコンディションだったらあのパンチがいかに強力だったにしてもコラレスは立ち上がってきたと思う。立ち上がれなかったのはそれだけ、1.6キロ分だけカスティージョのパンチが重たかったからだろう。決着戦こそは待ったなしのKO決着を祈っちょります。

素直クール

2005年10月19日 趣味
なんでも、ツンデレ以外に素直クールだとかクーデレなどというジャンルが派生しつつあるらしい。まあジャンルというより既存の萌え属性のカテゴリー分けなんだろうけど。

クールだけど素直というか無口で純粋なタイプの萌えキャラを指すっぽい。セイバーとかコスモスとか榊さんとか、ああいうのかな?こういうのに属すタイプとしてはウィッチハンターロビンが好きかなあ俺。ああいう細い目つきってゾクゾクすんだよね。

多分これからもどんどん萌え属性はカテゴライズされて更なる細分化をされてくんだろうね。

なんつーか

2005年10月18日
松中


あとコバマサも逝かしてたよ


相変わらず城島はあざとすぎ


バレンタインめ。いい加減日本語覚えやがりゃ

「RIN」が始まった。しょっぱなから世界チャンピオンになっちゃってこれからどうなるんだろう?同階級のチャンピオンを駆逐しに走るのかデラホーヤ越えの7階級制覇とかに乗り出すのかな?凛の階級がSバンタムだからちょうど7階級制覇目に当たるミドル級にラスボス格のマービンハグラー神にバーナードホプキンス神みたいなのもいそうだし。といってもデラホーヤ並にぶくぶく太った凛はあまりみたくないようなw
Video Game 日本一ソフトウェア 2004/11/03 ¥2,800 魔王の死により戦乱の世となった魔界を舞台に,魔王の息子ラハールが仲間と冒険を繰り広げるシミュレーションRPG。本作は、2003年1月にリリースされたタイトルの価格改訂版。

基本システムは、オーソドックスなタクティカルシミュレーションRPGをベースにしており、プレイヤーはスタート地点の魔王城で情報やアイテムを集めて、ダンジョンでの戦いに勝ち、キャラクターを育成していく。

こういうひたすら数字だけ稼いでいくようなゲームはいいね。職業はどんどんランクアップしていくしそのたびごとに転生(転職)する必要があってレベル1に戻るし、武器も鍛えられるしレベル上げという概念においてはかなり優秀なシステムだと思う。
無制限にレベルアップ可能なのでストーリーそっちのけでレベル上げに精を出してますよ。といっても一週間に一回くらいの割合でプレステを立ち上げる程度なのだけど。かなり前に買ってたにしても現在プレイ時間70時間弱というのはなかなかすげーな。しかもほとんどレベル上げにしか時間を割いていない。
つーかこれ一本あれば後3年くらいは暇つぶし程度の時間は保てそうな気がする。まあ最近は暇なんてそんなにないんだけどね。ないくせに無理やり暇を作りたい怠け者の僕ですが。ギャグが微妙に寒いのは愛嬌かな。あ〜チンコしゃぶりて〜

10月16日の日記

2005年10月16日
なんつーか…ホリエモンてイカスナ。でけえよ。でかすぎる。喪男が発狂するとあそこまででかいことを平然と言ってのけるようになるのか。そういやオネアミスも好きらしいねえ。なんかホリエモン=シャアに見えてきちゃったよ。俺も宇宙旅行イキタス

10月14日の日記

2005年10月14日
2ちゃんで叩かれているものというのは、たいてい現実では権威を発揮している。叩かれれば叩かれるほどに人気があったりする。とりあえず疑ってかからないといけない。それはフォーマルな情報機関においてもそうなのだけど。
2ちゃんねらーがネタとしてでなく、マジになって叩いてるというのはそれだけ、そのジャンルのその事象にパワーバランスが傾いているという証拠なのかもしれない。

仙人になれました

2005年10月13日 日常
やばいよ最近の俺。思考停止っぷりがすごすぎる。何も考えてない。活動すら最小限。一日一食。オナニーがぜんぜん気持ちよくない。呼吸も最小限。地球に優しすぎ。エコロジー万歳。
毒すら吐く気になれない。笑も怒りもない。悲しみもわかない。精神科に行ったらうつ病診断されるの間違いない。まさにゴミのような現実。すばらしきかなヒキコモリ。

富野はツンデレ

2005年10月11日 日常
御大の直筆サインをget。末代までの家宝にします

10月11日の日記

2005年10月11日
プレスレの調子が悪すぎる。2代目なのにもう壊れるのか。ソニータイマー恐るべし。

内藤負けたね。ポンサクレックは亀田と同じ階級。でかい壁になりそう。まあ多分パーラの方に傾くと思うけど。

コラレスがカスティージョにKOされちまった。あのディフェンス感の悪さは一生直んなさそうだな…根性はすごいから期待してんのになあ。Sライトでラバーマッチ、てのは駄目ですかね?

アルセがフセインをKO。てことはポン様とアルセの一騎打ちが実現の運びになるわけかな?この試合はかなり楽しみだ。

そういえばシュガーが再開されるっぽいね。マジ楽しみ。新井英樹がビッグネームの仲間入りを果たす時が来ましたよおまいら。
御大の講演会に行ってきた。北陵高校主催の講演会なので会場の9割は高校生。御大の熱演も思春期真っ盛りの無気力青年たちには届かないらしく、4割くらいは寝てたwまあ隣の人としゃべくらないだけマシか。

講演前は俺も含めたキモオタの列が出来ててなかなかの趣だったよ。ノースリーブのアウトドア派気取りのメガネ君とかハゲ隠しの為のバンダナ君とか5割はデブだったり6割はメガネだったり、田村ゆかりみたいなファッションした変な人とかそういうのでほとんどの列が形成されてた。中には単なる興味混じりで来た主婦の人とかいて、どっかの宗教セミナーに間違えて紛れ込んだ迷い子のような表情をしておられました。

で、話の内容だけど、いつものようにスポンサーサイドへの愚痴から始まり、いきなりニュータイプ論を語りだしかと思うと室町時代とか江戸時代の話をしだして、遺伝子工学的にどーのこーの、薀蓄が始まって、あっという間に時間がなくなって、最後は「もうすぐ死ぬ予定なので」とか黒いジョークをまくし立てて台風のようにさっていかれました。御大超素敵…

スピーチの内容で気になった点が、遺伝子の話と戦争と美の相互関係のところ。遺伝子的に優勢劣勢はあまり関係なく環境的に人の能力は決定されるというのが今日の遺伝子学の見解なのだとか。俺もその点は同意で、天才とか言われる人たちの回りはだいたい天才が集まって出来てんだよね。いい環境下で生きてる人はやっぱりいい人間になる。ただ、それが先天的(ある種運命的)であるか後天的(受動性)であるかの判断がとても難しい気がする。馬鹿の回りが天才ばっかりだと馬鹿はやっぱりその集団からはオミットされるんじゃないかなと。じゃあ、その馬鹿がいつから馬鹿なのかというのは結構線引きが難しいんじゃないかなと。生まれたときから馬鹿なのか環境がウンコだったから馬鹿なのか。

もうひとつ気になったのが、人が戦争を求める潜在意識は、美的なものを愛でる感覚で抑制できる、代替できる、という論について。富野監督は人間はずっと戦争しないで停滞した社会に生きてると飽きてきちゃってまた人を殺したくなる、すべてをぶっ壊したくなる衝動を人は遺伝子的に持ち合わせているのだという。その理由は狩猟民族であったことが引き金になっているだとか。だけど自然的な人間(狩猟民族)ではなく反自然的な人間社会を形成した人間は、美を求める心でその戦争への欲求を去勢できるのだという。「おまえら、フィギュアとかプラモデルとか好きだろ?そういうことだよ!」とか言ってたなw
華道とか能とかそういうのが古来から日本にあった美学的なもので、その延長線上にアニメがあったっておかしかないじゃん、てことが言いたかったのかなあと俺は解釈したんだけどどうだろう?
で、話を戻すと、決して完結し得ない美的な欲求を永遠に循環させていくことが本当に争いを抑制させる鍵となるのかという点では、かなりのレベルで同意なのだけれど、今、問題になってるのはそれによって生まれる全体性と個人の解離なのだと東浩紀なんかは指摘してんだよね。皆が美を追求してって先鋭化していくと個人と個人の文化性も美的感覚もどんどん遠いものとなっていって、一緒に暮らしてる家族にでさえ僕らは共感できなくなっていく。いわずものがな社会に対する共感なんてミジンコほどにも沸かなくなっていく。こういった全体性の共感による統治体制の規律訓練型権力(全体の思想に従わないと袋叩きにあう)のあり方がもはや通用しなくなっていて、今は環境管理型権力(社会にコミットしないと飯が食えねえ)になっている。価値観の多様性を認めた上でのセキュリティ体制となってる。動物のように脊髄反射的に萌え少女にハアハアする俺らの欲求をまさしくその動物のように管理するというわけだ。イデオロギーではなくて、良く分からないカオス的な視線が僕らの病理的な側面をえぐっていく。どっからが病気かなんてやっぱり言及不可能なんだけども。

果たして、戦時下の状況と、誰もが苦しそうに「強制的に」生き長らえ「させられている」美を永遠に循環させていく状況と比べて、どっちが悲惨なのかは結構微妙な気がすんだよね。押井守でいうところの真実としての戦争と偽りの平和の対立に似てんだけど。平和という状況の胡散臭さは中東とこちら側の軋轢にも見て取れるとおりで、いつか終わりが来るんじゃないか、という終末思想的なものの均衡のバランスで成り立ってて、今にも壊れそうで、もう生きてるだけで辛くなるし。かとイってアンガージュするだけアホ臭いというアイロニーもあるしね。ああウンコしてー
Video Game ナムコ 2005/08/25 ¥7,140

クロエの立ち絵だけ見て買った。あの細すぎる足がたまんねー。この格好じゃトイレが大変そうだな!とか興奮気味に見てたけど、ファイトナイト2と喧嘩番長が気になってスルーしてたんだが結局買った。サムライチャンプルーとかナージャの人がキャラデザやってんだと思うんだけど、やっぱいいなあこの人の絵は。好きだ。でも中身はアニメ絵に変換されててちょっとがっかりだよ。

肝心のゲームシステムの方は最後にプレイしたデスティ二ー(途中でやめた)のころとあんま変わってなくて微妙だ。この調子で最後までクリアできるのか心配ですよ。ストーリーはまあこんなもんか。でもどっか押しが弱いんだよなあ。昔の俺ならはまってたかなあ?大人になるとだんだん物語が楽しめなくなるものなのかねえ。楽しむだけの体力が落ちてきてるとも言えそうだけど。
クロエはツンデレ可愛いからキャラクターについては満足ですけどね。

I LOVE U

2005年10月4日 音楽
Mr.Children Kazutoshi Sakurai Takeshi Kobayashi CD トイズファクトリー 2005/09/21 ¥3,059Worlds end
Monster
未来
僕らの音
and i love you
靴ひも
CANDY
ランニングハイ
Sign
Door
跳べ
隔たり
潜水

最近の音楽チャートがどういうのかなんてアニソン、ゲームソング、エロゲソングしか聴かない俺には、わかったもんじゃないんだけどミスチルくらいなら割と聴く。というか実はだいたいのアルバムは持ってる。全盛期の90年代のミスチルよりも小技でやりくりしてる最近のサウンドの方が好きなんだよね。今回のも何処かしらアンティークな感じがしてて聴いてて心地よい。コンピュータサウンドであえて古い音を出してみると結構綺麗な音が出るんだな。
11曲目の「跳べ」が一番気に入った。なぜか知らんがI’veサウンドを喚起させられたよw音とリズムが高瀬っぽいのに声が桜井だからなんか不思議な曲に仕上がってるよ。

あと何気にカバーのデザインが良いよね。いつも思うけどミスチルのアルバムのカバーをやってる人はすげーなあ。

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