今描いてる作品の参考になるかなと前々から気になってた野ブタ。をプロデュースを観た。
2005年作なだけあって2009年の現在においては若干の古臭さは感じつつも、ああ、高校生活ってこんなんだったよなあ、と思い起こさせる日常を描いた第1話には関心させられた。
基本的に1話完結型で毎話テーマが決められており、それにそって丁寧に物語が構成されていて完成度が素晴らしい。
割と一気に観たので毎話毎話細かいところは覚えていないのだけどやたらとがガジェット(というかマジックアイテムか)を多投してたところがちょっと安易だなとも感じる部分ではあった。

個人的にほしかった情報としては殺伐としたスクールカーストの部分で、毎度のこと主人公がアフォリズムに啓蒙されて成長していく、という過程は素直によかったね、といえる部分ではあるのだけど、なんか、こう、ぬるかったぜ畜生。
もっと24ばりに人間不信バリバリのディスコミュニケーションを描いてほしかった。
そういった物語になりうるだけのパワーと緊張感は常にあったし、さじ加減ひとつでいくらでも変わったはずなのだけどギリギリで踏みとどまった感が。
これってやっぱエンタメとしての制約とかあったんだろうなあ。

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