ゼロの使い魔 (6)
2005年11月28日 読書
ISBN:4840114498 文庫 ヤマグチ ノボル メディアファクトリー 2005/11 ¥609
何でもアニメ化するらしい。ルイズのツンデレが動画で拝めるわけか。うひょーこいつはたまらんぜえ。
この6巻、本編の方はかなり戦争全体の内容が激化してきててあんまり才人とルイズの出番が多くない。前半のラブコメ路線は大変悶え苦しんだけど、後半はすっかりシリアス模様。脇役諸君が大活躍。
しかも今までカラーイラストにすらなったことのないゴルベールがめちゃめちゃ活躍してる。意味ワカンネー、けどカッコイイ。でも殉職しちゃう。最後の手紙が生きる気満々で泣かせるオッサンでした。こっから先もこの調子でどんどん人死にがでまくりそうな悪寒。アンリエッタあたりはすでに死亡フラグ立ちまくってますね。国民の反感買って晒し首の刑とかマジでありえそう…
ルイズも、アンリエッタをたきつけたA級戦犯の魔女とか糞ッタレな汚名をかぶされて追いかけられたりしないだろうなあ。
マジでルイズだけは死なないことをガクブルで祈っとくぜ…
※ごめん、ゴルベールは6巻でカラーイラストになってた
何でもアニメ化するらしい。ルイズのツンデレが動画で拝めるわけか。うひょーこいつはたまらんぜえ。
この6巻、本編の方はかなり戦争全体の内容が激化してきててあんまり才人とルイズの出番が多くない。前半のラブコメ路線は大変悶え苦しんだけど、後半はすっかりシリアス模様。脇役諸君が大活躍。
しかも今までカラーイラストにすらなったことのないゴルベールがめちゃめちゃ活躍してる。意味ワカンネー、けどカッコイイ。でも殉職しちゃう。最後の手紙が生きる気満々で泣かせるオッサンでした。こっから先もこの調子でどんどん人死にがでまくりそうな悪寒。アンリエッタあたりはすでに死亡フラグ立ちまくってますね。国民の反感買って晒し首の刑とかマジでありえそう…
ルイズも、アンリエッタをたきつけたA級戦犯の魔女とか糞ッタレな汚名をかぶされて追いかけられたりしないだろうなあ。
マジでルイズだけは死なないことをガクブルで祈っとくぜ…
※ごめん、ゴルベールは6巻でカラーイラストになってた
ISBN:4044292078 文庫 いとう のいぢ 角川書店 2005/08/31 ¥630
んんん、谷川流氏はどうも短編向けの人なのかな?それとも単に俺がみくるをあんまり好きじゃないせいなのかもしれないけど、無駄に長い文章を読まされた気が・・・。涼宮ハルヒの溜息(2巻)のときと似たような退屈さが全編にわたって展開された感じがする。つか、この話も長めの短編のひとつとして書けばやれないこともなかったような。どうもみくるメインの回ははずれが多い気がする。種明かしが中途半端だったせいでフラストレーション溜まるしな。わざわざ長編にしたのは続巻に向けての伏線の種まきといったところだろうか。
しかし、これだけ大風呂敷広げてちゃんとたためるのかな。水面下で宇宙大戦争とか仁義なき戦いとかクロノトリガーっぽいバトルが展開されてんだろうし。
小泉とキョンが種明かししながらしゃべってるときが一番おもしれーよなこのラノベ。
んんん、谷川流氏はどうも短編向けの人なのかな?それとも単に俺がみくるをあんまり好きじゃないせいなのかもしれないけど、無駄に長い文章を読まされた気が・・・。涼宮ハルヒの溜息(2巻)のときと似たような退屈さが全編にわたって展開された感じがする。つか、この話も長めの短編のひとつとして書けばやれないこともなかったような。どうもみくるメインの回ははずれが多い気がする。種明かしが中途半端だったせいでフラストレーション溜まるしな。わざわざ長編にしたのは続巻に向けての伏線の種まきといったところだろうか。
しかし、これだけ大風呂敷広げてちゃんとたためるのかな。水面下で宇宙大戦争とか仁義なき戦いとかクロノトリガーっぽいバトルが展開されてんだろうし。
小泉とキョンが種明かししながらしゃべってるときが一番おもしれーよなこのラノベ。
ISBN:4838713223 大型本 小林 伸一郎 マガジンハウス 2001/09 ¥3,675
ある程度萌えアニメを観てるし、十分動物化できているつもりなのにちっとも萌え画を描けない俺です。女の子自体を描くことに特に抵抗はない。でもみんな表情が薄いんだよな。
もともとリアクションでかい人間が好きじゃないので微笑、微怒りの表情、イラついた顔、微呆れ顔、は描けるけど激怒、破顔、爆笑、星が出そうなくらいの笑顔、てのは描けない。
なんか退廃した雰囲気のイラストしか描けねえ。
多分、深層心理的に萌えそのものにまだまだ抵抗があるのだろう。というのも「トラウマの回復=救い」の構造をどうしても信じ切れていないのと、もうひとつは自分の破廉恥な萌え萌えな部位を人にさらしたくないというマッチョイズムによるものが萌え画を描くことへの抵抗感をあおってる気がする。
おいおい、お前エロゲーで抜いてんだろうが、何気取ってんだウンコ野郎、てなもんだがな。だったら背景かなんかで製作スタッフになれねーもんかなあと、現在、この「廃墟漂流」と押井守作品観ながら背景の勉強してます。いいよこれ。写真てあんま興味ないんだけどこれはマジで綺麗だす。
単なる超高層ビルに美はあんまり感じねーのよなあ。直線が気持ち悪いというか。どっかに傷が入ってたりデカダンスな雰囲気がないと俺は駄目だ。多分、押井がパトレイバー2の台詞で挿入してた「血まみれの経済的繁栄」てのがこういう廃墟好きな部分を支えてるのだろうなとかまた自己分析。ぜんぜん、レビューになってないっすねハイ。
ある程度萌えアニメを観てるし、十分動物化できているつもりなのにちっとも萌え画を描けない俺です。女の子自体を描くことに特に抵抗はない。でもみんな表情が薄いんだよな。
もともとリアクションでかい人間が好きじゃないので微笑、微怒りの表情、イラついた顔、微呆れ顔、は描けるけど激怒、破顔、爆笑、星が出そうなくらいの笑顔、てのは描けない。
なんか退廃した雰囲気のイラストしか描けねえ。
多分、深層心理的に萌えそのものにまだまだ抵抗があるのだろう。というのも「トラウマの回復=救い」の構造をどうしても信じ切れていないのと、もうひとつは自分の破廉恥な萌え萌えな部位を人にさらしたくないというマッチョイズムによるものが萌え画を描くことへの抵抗感をあおってる気がする。
おいおい、お前エロゲーで抜いてんだろうが、何気取ってんだウンコ野郎、てなもんだがな。だったら背景かなんかで製作スタッフになれねーもんかなあと、現在、この「廃墟漂流」と押井守作品観ながら背景の勉強してます。いいよこれ。写真てあんま興味ないんだけどこれはマジで綺麗だす。
単なる超高層ビルに美はあんまり感じねーのよなあ。直線が気持ち悪いというか。どっかに傷が入ってたりデカダンスな雰囲気がないと俺は駄目だ。多分、押井がパトレイバー2の台詞で挿入してた「血まみれの経済的繁栄」てのがこういう廃墟好きな部分を支えてるのだろうなとかまた自己分析。ぜんぜん、レビューになってないっすねハイ。
ISBN:4840111057 文庫 ヤマグチ ノボル メディアファクトリー 2004/06 ¥609
優良のツンデレ小説ですよ。ヒロインのルイズが激烈にツンデレだ。つーかそれくらいしか語ることねーや。ツンデレラー、ツンデリストを自称する人なら読まないと損だろう。それくらいツンデレ。私はこの本だけであと10年戦えると確信しました。ぐひひ
内容的にはありがちなボーイミーツガールな小説ですが。異世界に現代から召還された使い魔が主人公で才人という少年。ヒロインのルイズたんはそのご主人様(はあはあ!)という設定だ。いつも才人は苛められるけど、ときどきデレってくれますよ。
ルイズが他のツンデレキャラと違う点は「オチこぼれ」であるという点だろう。ここはヤマグチノボル氏特有のオリジナルな部分だと思う。通常のツンデレというものは高嶺の花であったり、なかなか人に弱みを見せない人であったり、「人間的にも能力的にも優良な彼女が俺にだけ、弱みを見せてくれてるぜ」という欲望を充足してくれるものですが、
この小説の場合、ルイズは魔法使いとしては落ちこぼれ、皆からは馬鹿にされまくって、ゼロのルイズ(魔法がぜんぜん使えないからゼロ)等とかわいそうなくらいの誹謗中傷を受けてますが彼女はめげねえです。オチこぼれなんだけど心は高貴で、いつも必死にガンガってます。オチこぼれなのが見え見えなのにいつもツンツンしてます。もうね、このツンの時点で読んでる側としてはウヒョーて感じですよ。で、例によって使い間の才人にもツンツンしてんですが弱みを見せたときはこれがまたヌガー、て感じですよ。もだえ苦しみますよ。「劣等感の塊の彼女が無理に頑張ってツンツンして、でも本音は凄い寂しがりやでデレってくれるぜ」という新タイプ(他にも例はありそうだけど)のツンデレ道を開拓したヤマグチノボルは天才ですよ。早く5巻が読みてえよ。
優良のツンデレ小説ですよ。ヒロインのルイズが激烈にツンデレだ。つーかそれくらいしか語ることねーや。ツンデレラー、ツンデリストを自称する人なら読まないと損だろう。それくらいツンデレ。私はこの本だけであと10年戦えると確信しました。ぐひひ
内容的にはありがちなボーイミーツガールな小説ですが。異世界に現代から召還された使い魔が主人公で才人という少年。ヒロインのルイズたんはそのご主人様(はあはあ!)という設定だ。いつも才人は苛められるけど、ときどきデレってくれますよ。
ルイズが他のツンデレキャラと違う点は「オチこぼれ」であるという点だろう。ここはヤマグチノボル氏特有のオリジナルな部分だと思う。通常のツンデレというものは高嶺の花であったり、なかなか人に弱みを見せない人であったり、「人間的にも能力的にも優良な彼女が俺にだけ、弱みを見せてくれてるぜ」という欲望を充足してくれるものですが、
この小説の場合、ルイズは魔法使いとしては落ちこぼれ、皆からは馬鹿にされまくって、ゼロのルイズ(魔法がぜんぜん使えないからゼロ)等とかわいそうなくらいの誹謗中傷を受けてますが彼女はめげねえです。オチこぼれなんだけど心は高貴で、いつも必死にガンガってます。オチこぼれなのが見え見えなのにいつもツンツンしてます。もうね、このツンの時点で読んでる側としてはウヒョーて感じですよ。で、例によって使い間の才人にもツンツンしてんですが弱みを見せたときはこれがまたヌガー、て感じですよ。もだえ苦しみますよ。「劣等感の塊の彼女が無理に頑張ってツンツンして、でも本音は凄い寂しがりやでデレってくれるぜ」という新タイプ(他にも例はありそうだけど)のツンデレ道を開拓したヤマグチノボルは天才ですよ。早く5巻が読みてえよ。
ISBN:4048733397 単行本 滝本 竜彦 角川書店 2002/01 ¥1,785
滝本はファウストとかで読んだり、イタイ言動をしたりしてたのを観て結構好きな作家だったのだけど実際に本を買って読んだのは今回がはじめてだった。漫画版はまだ結構コメディタッチなんだけど、こっちの原作の方は笑えるんだけど、かなり痛々しい。
当時の滝本は本当に追い詰められまくってたんだろう、というのが文面の節々から呪いの宿ったように伝わってくる。こういう魂のこもった、作家が必死になって破綻も気にせず突っ走ったような内容の物語は僕は好きです。必死なやつが僕は好きなのだろう。僕があんまり必死にならないやつで、本気になって失敗することを恐れるようなヘタレだから余計にそう思う。
これくらいに必死で切実な話を書けるにはどうしたらいいのかなあ。滝本くらいに他人に対して必死になれたらいいのだけれど、僕はすでに何か、あきらめてしまってる・・・
あきらめても何か残るだろうと思ったがまだ何か残りかすがあるのかどうか本当に微妙だ。死ぬ意欲すら湧いてこない。ああ、多分今腹が減ってるからそう思うんだな。生命力が足りない・・・
内容としてはヒキコモリの精神がびしびし反映されている話だろう。つーか主人公は多分滝本さんそのものだろう。僕はここまでエキセントリックにコンプレックスを抱えたことがないんだが、他のヒキコモリストの人たちはこんくらいにやばいのかもしれない。そういえば友人のDはこれくらいに必死だった気がする。何もかもをあきらめた上で必死になりたス。腹が減った・・・飯を食おう。
あとがきは2001年版と2005年版のとがあったんだけど、2001年版の滝本は一人称を「僕」と称していた。そしてこの問題が現在進行形であると言及していた。一方2005年の滝本は一人称を「私」として「この作品は面白いよ。だからみんな買ってね」らしきことを言及していた。これは滝本自身における、この作品の位置付けが遠い昔のこととなってしまったという皮肉な現状認知のあとがきなのだろうと思う。
多分、4年前の滝本はこんな自分になってしまうことを何よりも嫌い、成長することを拒絶しているまさにミスターチルドレンな存在だったのだろう。しかし、現在の滝本は革命を起こすことも成長を拒絶し、死ぬことも出来ず、うやむやなままに大人になってしまい、そしてその痛々しい自分の過去を傍観者の目で眺めてしまっている。そんな自分に腹がたつことすらもない。そのこと自体に何か苛立っているように感じた。というのは深読みしすぎかねえ?
でも多分2001年の滝本が現在の滝本を知ると、きっと殺しに逝くと思うんだよね。ああ、だから腹が減ったんだ。飯を食おう。
滝本はファウストとかで読んだり、イタイ言動をしたりしてたのを観て結構好きな作家だったのだけど実際に本を買って読んだのは今回がはじめてだった。漫画版はまだ結構コメディタッチなんだけど、こっちの原作の方は笑えるんだけど、かなり痛々しい。
当時の滝本は本当に追い詰められまくってたんだろう、というのが文面の節々から呪いの宿ったように伝わってくる。こういう魂のこもった、作家が必死になって破綻も気にせず突っ走ったような内容の物語は僕は好きです。必死なやつが僕は好きなのだろう。僕があんまり必死にならないやつで、本気になって失敗することを恐れるようなヘタレだから余計にそう思う。
これくらいに必死で切実な話を書けるにはどうしたらいいのかなあ。滝本くらいに他人に対して必死になれたらいいのだけれど、僕はすでに何か、あきらめてしまってる・・・
あきらめても何か残るだろうと思ったがまだ何か残りかすがあるのかどうか本当に微妙だ。死ぬ意欲すら湧いてこない。ああ、多分今腹が減ってるからそう思うんだな。生命力が足りない・・・
内容としてはヒキコモリの精神がびしびし反映されている話だろう。つーか主人公は多分滝本さんそのものだろう。僕はここまでエキセントリックにコンプレックスを抱えたことがないんだが、他のヒキコモリストの人たちはこんくらいにやばいのかもしれない。そういえば友人のDはこれくらいに必死だった気がする。何もかもをあきらめた上で必死になりたス。腹が減った・・・飯を食おう。
あとがきは2001年版と2005年版のとがあったんだけど、2001年版の滝本は一人称を「僕」と称していた。そしてこの問題が現在進行形であると言及していた。一方2005年の滝本は一人称を「私」として「この作品は面白いよ。だからみんな買ってね」らしきことを言及していた。これは滝本自身における、この作品の位置付けが遠い昔のこととなってしまったという皮肉な現状認知のあとがきなのだろうと思う。
多分、4年前の滝本はこんな自分になってしまうことを何よりも嫌い、成長することを拒絶しているまさにミスターチルドレンな存在だったのだろう。しかし、現在の滝本は革命を起こすことも成長を拒絶し、死ぬことも出来ず、うやむやなままに大人になってしまい、そしてその痛々しい自分の過去を傍観者の目で眺めてしまっている。そんな自分に腹がたつことすらもない。そのこと自体に何か苛立っているように感じた。というのは深読みしすぎかねえ?
でも多分2001年の滝本が現在の滝本を知ると、きっと殺しに逝くと思うんだよね。ああ、だから腹が減ったんだ。飯を食おう。
はは、ようやく全部読んだ。何て読むのが遅いんだろう僕は。本田透さんの熱い魂のこもった書物ですた。つーかテラワロス。やっぱり天才は考えることが違う。必要なことは妄想力だったのですね。妄想力によって行き場を失った男の破壊本能を抑制せよと言う、そういう書物でした。ちなみに僕はデジタル愛とアナログ愛の相互補完を目指して生きていきたいかな。でもキモイことは、キモイことで、それが何かを生み出す土壌にもなるのだと言うことをこの本を読んでいてもつくづく実感したのでもっとアイタタな人間を目指して護身完成の高みに上り詰めたい気持ちもあり…。魂を全面的に開放させて萌えー萌えーと叫びたいところだけどまだちょっと恥ずかしいのはまだまだなのですね自分。
ところで恋愛が神の代替品になりえるというのもまた微妙な気がする。憧れと愛することとはまた別ものだし、エロスであるかアガペーであるかの違いとかもあって、なんだろう、観念の愛を認めてしまうと物質界におけるアガペーには永遠に至れないことを認めてしまうようで、それはそれでちょっと悲しいかもしれない。死んだらニルヴァーナにいたる、とか、ちょっと信じれないしなア。神がいないとしても、神がいることを前提に生きないと生きられない倒錯した生き物なんだなあ人間は。愛に至れないのに愛を求める。知りえないことだけを知りえて、ないものを在るとすることで死の恐怖を乗り越えたつもりにいたる。実感としてあるものは在るんだろう。人間はないものを妄想できないのだし。うんこ
ところで恋愛が神の代替品になりえるというのもまた微妙な気がする。憧れと愛することとはまた別ものだし、エロスであるかアガペーであるかの違いとかもあって、なんだろう、観念の愛を認めてしまうと物質界におけるアガペーには永遠に至れないことを認めてしまうようで、それはそれでちょっと悲しいかもしれない。死んだらニルヴァーナにいたる、とか、ちょっと信じれないしなア。神がいないとしても、神がいることを前提に生きないと生きられない倒錯した生き物なんだなあ人間は。愛に至れないのに愛を求める。知りえないことだけを知りえて、ないものを在るとすることで死の恐怖を乗り越えたつもりにいたる。実感としてあるものは在るんだろう。人間はないものを妄想できないのだし。うんこ
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