昨日の昼間、うちの猫が死んだ。原因が何かは具体的にはわからないが、11月初旬に病院に連れて行った時点で、1週間持たないだろうといわれていた。その後、2ヶ月ちょい飲まず食わずの点滴のみで寝たきりのまま生き抜いた。3匹きたうちの猫たちの中で一番ドン臭く、一番病弱だったこの子は、それでいて一番生命力が保とうという意志が強かったのだということを思い知らされた。

だけど僕としては情けないことに、徐々に弱っていく姿がとても辛く、看病にだいぶ精神を削ったのも確かだ。彼女が心配で仕事に手がつかなかったり人に迷惑をかけたりすることも少なくなかった。なぜこの子が、こんなに頑張れたのか、物言わぬ彼女の本当の所の意志はわからないが。
僕たちは生命の死に対して目を瞑り黙祷をささげる以外に何かやれることはない。ただ、彼女が戦い抜いた最後の2ヶ月間、そして今まで生きてきた18年間は僕の記憶の断片に深く刻まれている。僕は僕の生命が終えるそのときまでずうっと彼女のことを覚えていようと思う。そうして僕の記憶も誰かの記憶の断片に刻まれていけばいいのだ。そうやって命が循環していければいいなと思う。

今までありがとうな。お休みドロン。

コメント

nophoto
a
2010年2月9日20:50

お悔み申し上げます。

カメルーン
2010年2月10日6:07

ありがとうございます。

ああ…寂しいなあ。家ん中広く感じる。

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