帰宅途中にラジオでビートルズ特集があっていた。

作家性なるものの宿る音楽とはいかなるものかというのが、よくわかった気がする。音楽というものはその時代感というものをモロに反映する媒体のようで、行った事もないのに60年代、70年代というものがとても熱く感じられ、物悲しいような懐かしいような気持ちにさせられた。

しかし、情報の供給速度のあまりに早い現代において作り手独自の普遍性なるものが生まれようがあるのかと問題がある。全てはネタとして消費され、また新たなデータベースに組み込まれ、全体の意識はスーパーフラットな状態に落ち着くだけではないのかと。
だか、しかし、何気にあったんだなこれが。愛だよ愛。

萌えや物語のダイナミズム自体はもはや「データベース」以上の意味合いは持たない。普遍的なもの。独自的な思想。実存的な承認欲求に答えれるもの。自分だけが持っている唯一性を確認するすべ。作家性を構築するために一番必要なもの。これってやっぱ愛に変わる代替物ってないんだということに気づきました。いやあ愛って偉大だなあ。

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