山本優弥
2009年2月23日 K1 PRIDE UFC等すごすぎる。
この前のK1MAXの世界大会のマサトを観てこれを超えるスピリットを感じさせる試合はK1ではもう観られないだろうと思ってたら、それをやってのけた化け物がいた。
それがこの山本優弥。
一回戦、大激闘の末、満身創痍で延長判定勝ち、ボディと顔面に数限りないパンチを受け、この時点で二回戦の相手がほぼノーダメージの自演乙では厳しいだろうと思われた。
準決勝、スピードのある自演乙に対し、中間距離では不利と判断し、かかんに前進して自演乙の右ストレートとフットワークを押さえ込む山本。クレバーではあるが、肉を立たせて骨を切るような戦いぶり。これまた激しい打ち合いの末、自演乙の傷口のカットによる3RTKO勝利。数限りないパンチを受け、ダウンを奪うものの、何度もぐらつかされた。もはや余力などどこにも感じられない。
決勝戦、試合開始前の時点で、立っているのがやっとに見える山本に対して、1回戦、2回戦を楽に勝ちあがってほぼ万全の小比類巻。
1R目、最後の力を振り絞って一か八かのクロスレンジからの左フックを狙う山本。即座に気配を察知した小比類はパンチの打ち合いから膝に戦略をシフトさせる。小比類の無慈悲な膝が何発も入り、力なく前のめりに倒れる山本。
この時点で俺は
「ああ…オワッタな。山本、お前はすごかった。今日のお前の勇姿はアンディやマサトにも決して引けをとらぬ立派な戦いぶりだった」と思ったものだが・・・・
こっから山本の反撃が始まる。
何とかゴングに救われた山本はセコンドから「諦めるな!」と激励され「俺は諦めちゃいない!!」と怒鳴り返す。
もはや体力の全てを使い果たしたと思われるダウンを喰らってなお彼の心は折れていなかった。
漫画でいうところの「い、一体何処にそんな力が残っているんだ・・・」てやつ。
2R目、体力も心も使い果たしたかに見える山本はなおも前進を続ける、力ないヘロヘロのパンチを繰り返す。
打っても打ってもうつろな顔で前進してくる山本に対してしだいに小比類の顔面が引きつってくる。山本が散々狙っていた左フックになりふり構わぬストレート(ジャンプしながら打ってた)がだんだん小比類の顔面にヒットし始めた。
そしてラストラウンド、セコンド「信じろ!おまえのパンチ絶対あたるから!」
いやいや、まさか・・・押せば倒れそうなくらい弱ってんのに逆転のKOパンチなんか・・・
当たったw
いやもう、本当びっくりした、奇跡とはこういうものをいうのかと目を疑った。なんとか苦悶の表情で立ち上がる小比類、そっから先はなんかもうよくわかんねーどろっどろの泥試合だった。
だが、なんとも観ているものの胸を打つ素晴らしい試合だった。
もう出せるものが何もない山本はガス欠、酸欠の肉体でも咆哮をあげながら戦っていた。そうしていないと立っていられない状態だったのだろう。一体彼に何が乗り移っていたのか…。試合が終了した瞬間にマットに座り込む山本。
最高の試合の判定は無常にも3者ともが小比類巻を支持。
解説をしていたマサトは次の試合相手が小比類になったことを心なしかほっとしてたように見えた。
いやあ、だってねえ、こんなゾンビみたいなやつとはやりたくないだろうw
俺も今日の試合で完全に虜にされたよ。
山本優弥。すごすぎる。
この前のK1MAXの世界大会のマサトを観てこれを超えるスピリットを感じさせる試合はK1ではもう観られないだろうと思ってたら、それをやってのけた化け物がいた。
それがこの山本優弥。
一回戦、大激闘の末、満身創痍で延長判定勝ち、ボディと顔面に数限りないパンチを受け、この時点で二回戦の相手がほぼノーダメージの自演乙では厳しいだろうと思われた。
準決勝、スピードのある自演乙に対し、中間距離では不利と判断し、かかんに前進して自演乙の右ストレートとフットワークを押さえ込む山本。クレバーではあるが、肉を立たせて骨を切るような戦いぶり。これまた激しい打ち合いの末、自演乙の傷口のカットによる3RTKO勝利。数限りないパンチを受け、ダウンを奪うものの、何度もぐらつかされた。もはや余力などどこにも感じられない。
決勝戦、試合開始前の時点で、立っているのがやっとに見える山本に対して、1回戦、2回戦を楽に勝ちあがってほぼ万全の小比類巻。
1R目、最後の力を振り絞って一か八かのクロスレンジからの左フックを狙う山本。即座に気配を察知した小比類はパンチの打ち合いから膝に戦略をシフトさせる。小比類の無慈悲な膝が何発も入り、力なく前のめりに倒れる山本。
この時点で俺は
「ああ…オワッタな。山本、お前はすごかった。今日のお前の勇姿はアンディやマサトにも決して引けをとらぬ立派な戦いぶりだった」と思ったものだが・・・・
こっから山本の反撃が始まる。
何とかゴングに救われた山本はセコンドから「諦めるな!」と激励され「俺は諦めちゃいない!!」と怒鳴り返す。
もはや体力の全てを使い果たしたと思われるダウンを喰らってなお彼の心は折れていなかった。
漫画でいうところの「い、一体何処にそんな力が残っているんだ・・・」てやつ。
2R目、体力も心も使い果たしたかに見える山本はなおも前進を続ける、力ないヘロヘロのパンチを繰り返す。
打っても打ってもうつろな顔で前進してくる山本に対してしだいに小比類の顔面が引きつってくる。山本が散々狙っていた左フックになりふり構わぬストレート(ジャンプしながら打ってた)がだんだん小比類の顔面にヒットし始めた。
そしてラストラウンド、セコンド「信じろ!おまえのパンチ絶対あたるから!」
いやいや、まさか・・・押せば倒れそうなくらい弱ってんのに逆転のKOパンチなんか・・・
当たったw
いやもう、本当びっくりした、奇跡とはこういうものをいうのかと目を疑った。なんとか苦悶の表情で立ち上がる小比類、そっから先はなんかもうよくわかんねーどろっどろの泥試合だった。
だが、なんとも観ているものの胸を打つ素晴らしい試合だった。
もう出せるものが何もない山本はガス欠、酸欠の肉体でも咆哮をあげながら戦っていた。そうしていないと立っていられない状態だったのだろう。一体彼に何が乗り移っていたのか…。試合が終了した瞬間にマットに座り込む山本。
最高の試合の判定は無常にも3者ともが小比類巻を支持。
解説をしていたマサトは次の試合相手が小比類になったことを心なしかほっとしてたように見えた。
いやあ、だってねえ、こんなゾンビみたいなやつとはやりたくないだろうw
俺も今日の試合で完全に虜にされたよ。
山本優弥。すごすぎる。
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