アシの仕事やめてから少し時間にゆとりもてたのでいろいろと観たかったのを観た。
あくまでこの時期に俺が観ていたもののメモみたいなもん。

・MISHIMA
文字通り三島由紀夫を題材にした作品。
三島由紀夫の作家性、虚構と現実に対するアプローチを見事に描写しきった傑作だった。監督はタクシードライバー(これまた傑作)の脚本なども手がけたポールシュレイダー氏。
ラストの三島の切なくも滑稽な叫びそのものが、実は三島文学の集大成ともいえるのだということを知らされた。現実であり文学、文学として必然の収束。
これ一本見るだけで三島文学とはなんたるかの骨格は把握できるのでは。
近代日本文学の流れを知りたい人にはかなりオススメかもしらん。
つか、マジすげー完成度。三島役の人の顔面は三島に似てないけどもw

・東方儚月抄
アクションシーンの絵とコマワリが微妙すぐる。
ZUN氏原作なんだが、かもし出される百合臭は拭えず。
まあ山なしオチなし意味なし系のお話って流行なんだろうけども。
現在のオタク界隈のスタンダードって百合とヤンデレなんすかね?
おじさん追いつけてないっす><;
らきすたや東方系のほげーとした思考停止感は嫌いじゃないよ。
香霖堂の単行本化はまだですかね?

・24シーズン6
まだ5巻まで。いい加減ネタを出し尽くした感があるけど、相変わらず面白いのはジャックというキャラクターの魅力によるところが大きい。
間髪いれず怒鳴り散らす迫力といったらもうw
キーファーは銃の構え方ががかっこいいよね。

・それでも町は廻っている4巻
エビちゃん可愛い。

・3月号のアフタヌーン
百舌谷さん面白かった。真のドMになりたい、てあんたw
でも理屈も心情もよく分かる。かなりシンパシーを感じてる時点でまずいぜ俺・・・

・バガボンド29巻
井上先生はたまに自問自答が始まると厳しいことになってる気がする。このクセ、スラムダンクの頃からずっとだよね・・・。そういうとこは板垣先生の方がシンプルで分かりやすいかなあとか思ったりする。

・太閤立志伝5
面白かった。かなり簡単。なんか戦国時代好きになってきた。江戸幕府が出来るまでの流れと、明治維新から現代までの流れを詳しく知りたいなあ、とか思った。確実にセンスが爺化の一歩を踏み出していると実感。
信長と秀吉のエンディングの掛け合いには感動した。
「猿。草履を持て!」「ははっ!」

・空の境界 「俯瞰風景」「殺人考察(前)」
タイプムーン作品は、いわゆる中二病の先駆けとして今となっては失笑のネタに非常に使われ安いみたいだ。
これはオタクのメンタリティが次のステージに以降したからこうなったというわけではなく、今現在スタンダード(?)といっていいものか微妙な、声の大きい人たちが殺戮系の話をオミットしたがっている部分が大きいと思われる。
たとえば秋葉事件などがおきてから弾圧の強化が顕著になっている。
中二という便利なジャーゴンで遠ざけてしまうのは、オタクの一般の弾圧に対する防御本能かなあと。
とある批評家は決断主義とかなんとか言っちゃってるけど、依然として飽和状態なのはなんも変わってねえなあ。
東方はどう説明すんだろ?て。結構局所的な情報でぐるぐる引っ掻き回されるよなあ。依然としてテレビの影響力は強い。今のところはまだまだ東のロジックは有効みたいだ。

話はそれたが、なんとも空の境界が「痛いなあ」て無意識に感じちゃうことの説明を書いてみたということで自身を納得させる。
式とコクトーの会話は作家自身の自問自答を見ているようでなんか笑った。
エヴァのキャラクターのみんなが庵野自身、に近いものを感じる。
いやあ、でも、自己愛って大切だわ。式カワユス。
1998年という年代を象徴する1作であることには違いない。
エヴァと泣きゲー、セカイ系のちょうどボーダーラインにたってる作品。
きのこイズム、てのはこの頃から徐々に徐々に世界を侵食してたんだろうなあw

後、背景美術とか単純なアニメとしての出来も抜群に素晴らしかった。観て決して損はないはず。

・ニコニコ動画について思うこと
流行る動画の幅が固定化されてきてることに一抹の不安を感じる。もっとカオスモスで挑戦的であってほしいなあと。俺がやれって?うん、漫画家になれなかったらなんかいろいろ作ってみたいと思います・・・。

・作品について
会話において、相手のしゃべった言葉の意図の裏を読みすぎるのはよくない。
それはただの人間不信。何もプラスの状況は生まない。
相手の言葉を信じる強さがないのは、自分のことを信じてないからで、それでは作品の軸もぶれて、いい作品が上がらない。
「人間が困難に立ち向かう時、恐怖を抱くのは信頼が欠如しているからだ。私は私を信じる」て偉大なるモハメドアリさんがウィキペディアでいってた。

・シヴィライゼーション4
非常に面白いんだけど操作性に問題あり。
海外のキャラクター絵というのは醜悪な表情の描きかたがとても上手だね。
ニコ動の実況配信が非常に面白かった。爆笑したし、演出が素晴らしかった。こういう動画はもっともっと流行ればいいなと思う。
ああ、なんかこう、人類の歴史、て素晴らしいなあ。

・とある魔術の禁書目録(アニメ)
こいつはくせー!中二の匂いがプンプン漂ってやがるぜー!!てくらい中二全開アニメ。いや嫌いじゃないんだけどね。中二。
俺の友人がとらドラを観て、みのりんの「私、普段は明るく振舞ってる女だけど、実はシリアスな裏側ももってるんだよ」的な雰囲気がたまらなくウザくて大好きだ、とかマゾい変な楽しみ方してたが、それに近いものがあるのかもしれん。

・青春少年マガジン1978~1983
感動した。こんな覚悟俺にあんのかと問われると即答は出来ないけど近いものは感じる。上手く、壮絶にやっていきてえなあ。


ああ、もっといろいろ読んだりプレイしたり観たりしたいなあ。何故時間は有限なのだろう・・・

コメント

nophoto
a
2009年2月14日20:28

よーしメシ食ったしコメントしちゃうぞー

・それでも町は廻っている4巻
エビちゃんは可愛いが紺先輩一筋の俺は惑わされぬ!www

・3月号のアフタヌーン
百舌谷さん確かに良かった。番太郎マジ漢。ドMてwww

・バガボンド29巻
もう武蔵と小次郎が戦わないならはやく締めに入ってほしい・・・

・ニコニコ動画について思うこと
もう全然見なくなったな・・・・

・青春少年マガジン1978~1983
おー、お勧めしてよかったw
しかしこの漫画はほんと素晴らしい。


nophoto
a
2009年2月14日21:26

あ、ゲームといえば数年ぶりにハマったのがある。
闘神都市Ⅲ。かなり面白い。
だけどアリスソフトはもはやなんでエロゲー会社なのかがさっぱりわからんwww
戦国ランスもめっちゃ面白かったし。

カメルーン
2009年2月18日21:24

紺先輩推すねー。まあ人気なのも分かるけど、ああいうタイプならネムルバカくらいの硬派な先輩のがいいかなあ。
紺先輩はちょっと弱弱しすぎて可愛すぎるw
未来の歩鳥と先輩みたいにも見えるよね。

百舌谷さんの話で一番印象に残ったエピソードは「番太郎だけは何があっても私の味方だ!」て信じたくて百舌谷さんが番太郎を誘いに行くんだけど、彼にも都合ってのがあって、いつものノリで話すと素で返されて、「あ、ごめんね、そうだよね」て自分も素で返しちゃってショボーン、てなってたのがああああああ、リアルすぎるー、て悶え苦しんでしまった。ああいうの、あったなあ俺も…
自分と他人とは違うのだという認識。他人との距離感の計り間違え。若さゆえの過ち。

ニコ動はねえ、市場価値が薄すぎたのが敗因かもしれない。
まだ敗北とも限らんけどwそういう匂いは感じる。

マガジンは、いろいろリアルすぎて直視しにくい部分もあったわ。
やっぱね、いろいろすごいよ。漫画家って…

カメルーン
2009年2月18日21:26

闘神都市はもう持ってるw
まだ序盤かな。戦国ランスほどの中毒性は感じなかったかな。
そのほうがいいんだけどw
じっくりやってくよ。

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