ガンダム00は何かと説明口調な展開が気になるが、ようは「俺らは福田負債ほど頭は悪くないので安心しろ」といってるふう見えなくも無い。
で、いちいち頭の悪い煽り文で文句つけてくる視聴者に対する事前作というか予防線もかねてるのかな、と。

やることなすこと自虐的に反証しつつノリツッコミな感じで頑張るガンダムってのも面白いもんだね。
厨房設定なのにやってることがとても戦争を俯瞰して観てるアンビバレンツなとことかもなかなか、イイよ…。

やはり今回のガンダムは「戦争」というものに対してとても真摯な構えをもってるなあという印象はあるね。
種とは間逆をいってるし、ほぼアンチテーゼの構造になってる。
戦況による政治的な駆け引きにおろおろしてる女王様とかラクスと全然違うしね。なんか、すごく萌えス…。やはり時代はババァ萌えだということを実感するよ。うぇ

ただ、違和感があるのは、そもそも富野禿監督がはじめた「機動戦士ガンダム」ってのはガンダムというロボットをいかにカッコよく活躍させるかが問題だったのであり、そのために必要なガジェットとしてのニュータイプであったり、モビルスーツという言葉であったりするわけで。そのひとつとして利用された舞台が宇宙世紀であり、戦争というカテゴリーなわけだ。
そうなると「ガンダム=戦争モノ」ていう構図は絶対守られないといけないお約束でもなければ「戦争」をテーマに扱っている作品ですらない。
富野お禿様はそもそも戦争根絶など望んではおられないわけだし(人類の9割は粛清されるべきとか本気で考えてるイカレっぷりだしね)。
なんかその辺がさ、軌道それてね?本末転倒じゃね?て気はしなくはない。
結局ガンダムってのは、(まあこれは俺の中の定義なんだけど)ヒューマンドラマだと思ってるんでそこまで緻密に「戦争」を語る意味はあんのかな?てのはある。

まあガンダムってここまでジャンル広がると何でもありだけどさ。反戦ガンダムでもいいとは思うんだよ。それはそれで。製作人もすごく真面目に取り組んでるのが分かるしね。そういう誠実さは観てて好感もてるし。
ただ俺の意見としては反戦ガンダムやるのはそろそろ終わりでもいいんじゃねえか、ていうのはなきにしもあらず。まあ、種の尻拭いもあるだろうし、そもそも今までのガンダムが戦争を描けていたかといえば答えはノーだしね。
今回のガンダムはキャラデザがかわぐちかいじだとしっくり来るんじゃないかとか思い始めてきたよ。ま、黒田だし、どっかで壊れて来るんだろうけどモ。

それにしても今日のイサコさまのごつい泣き声にはバロス。
だが達人を目指してる俺なのでちゃんと興奮できるように鍛えないといけないとも反省した。

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