読みきり作品を描く上で結構お手本になった。
あまり絵が上手でないところも励みになったw(特に横顔w)
目や表情、キャラクターのラインの見せ方が力強くて(男女の比較がくっきり現れてるところとかね)良かった。
先生も同級生の女の子も台詞回しが上手いから絵が微妙でもすげー可愛く見える。
うむ、すごい、面白いかった。

山口甚八か、これから出てくる新人さんだといいなあ。こういうちょっと泥臭くもさりげなくこっぱずかしい青春モノの漫画が欲しかったんだよ。
冬目先生もそういうところの描写は素晴らしいんだけど、こっちの方はもうちょい生臭い匂いがしててその辺の癖がまた好きなんだ。

ところで、話は変わるが腹立たしいのは俺の漫画描き仲間に見せてみたらろくに物語を追いもせず、あそこが駄目だこれが駄目だと作画の粗ばかりを探しては、揚げ足を取り、結局読みきらないうちに切り上げて「俺より下手なのになんで?」と言われたときだ。
まあ、分かるんだけど、物語を描くために漫画やってる人間が、絵がどうのこうの、ていう理由だけで話も読まずに駄作認定しちまうのはどうなんだ、つー話だよ。
そもそもオマエラはこれより面白い話が描けるのか、つー話ですよ。描けるもんなら描いてみろといいたい。
漫画ってのは確かに絵が重要な部分を占めているんだけれど、それだけじゃなくて、演出力とか、台詞回しとか、雰囲気作りとか、ストーリーラインの組み立てとか、いろんな要素が組み合わさって生み出されるもんでしょうに。
作品の面白さ、てのはそういうあらゆるファクターが組み合わさった上で最終的に算出される(という表現はあまり好ましくないんだけれど)作品の総合値なわけじゃん?

やれ字が多いだの、絵が下手だので本当は面白い話までスルーされてくのはすげーもったいないでしょ…
漫画読む能力のない一般顧客ならまだ分かるけど、物語作ってる人間がそういう姿勢なのはいかがなもんなのか…?
アマチュア、つってもそういう姿勢はさ、大事だろ。

トーン処理だ、ペンタッチだ背景描写だ、て、んなもんで漫画の面白さが決まるとかいうなら、それは違うだろ。絶対。

コメント

nophoto
a
2007年6月1日20:36

あ、たまたま買ってた今月。巨娘載ってたしwww
以下俺の勘違い読評\(^0^)/

山口甚八か・・別に新人として絵的にマズイとは思わなかったけど(先輩とうどん君が区別つきにくいぐらいかww)。でもワンピースの人も初期の絵はこんな感じだったような。
 ただ気になったのは作品のスタイルが主人公の成長物語なんか個々のキャラクターの群像劇なんか最後までわかりにくかったな。そこらへんがどうもスッキリしなかったから読んだあとに「?」って感じになった。主人公を深く掘り下げるんなら先輩とうどんを削って先生と眼鏡だけの話にしてもよかったような気がするし群像劇っぽくするなら視点をずっと先輩に固定してもよかったような・・・。よう知らんけど。でもこの作者は将来化けるかもしらんね。有望株。
 「黄色い家」もなかなかよかった。あとがきにキラーネタうんぬん書いてたけど漫画として完成度は高いと思う。でもこれアフタヌーンじゃなくてフィールヤングとかコーラスに載る作品だろう・・・なんで四季賞にだしたんだろwww 
 
まとめ・・・あ、うどんじゃなくてソバだった。ウボアーwww

カメルーン
カメルーン
2007年6月2日19:54

>作品のスタイルが主人公の成長物語なんか個々のキャラクターの群像劇なんか最後までわかりにくかったな
青春群像劇をやりたかったんじゃないかな。
ただ、うどんに関しては尺の都合上はしょらざるをえなかった感じでしょう。
俺は主人公の先輩と先生とのやり取りの空気つくりの上手さに惚れた。80年代と90年代の中間くらいの絵も好きかな。

黄色い家は実はまだ読んでないんだ。今から読んでみよう。

あ、ソバなのか…うへえ

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