抽象画はとにかく不規則なので難しい。絵の完成形のひとつの到達点というのはまず、統一性を持たせる、という点にあると思う。つまり法則性をもたせること。目の大きいデフォルメを効かせた可愛い萌えキャラを描く場合、その周辺にいる人間達の中に一人だけ北斗の拳みたいなごつい萌えキャラが混じっていればそれは違和感が出るし、その世界の法則において目というものが大きくなければ人物そのものが成立しえない、ということになるわけで。
カクカクした線でもって人物を統一するなら中にひとつだけ丸っこいラインの人物が存在するとまた違和感が出てくる。
彩色についても同じことが言える。陰影について影の部分を青、明るい部分を赤、と決定した場合、その法則に従い色をおいていかなければ一部分だけここは緑で逝こう、なんてやってみたり、明るい部分は赤、と決めたにもかかわらず青をのせたりすると、とても不規則な絵になって統合性が取れなくなり、絵に違和感が出てくる。もちろんある一部分を目立たせるために意図的に法則から逸脱する色をのせることもあるのだけど、まるっきり別々の色合いでまとめていくとどうしてもまとまりのない絵になってきてしまう。
具象画で表現する場合、たくさんの色を使って塗り固めていく遣り方は多分失敗の元だろうと思う。(陰影をちゃんと把握出来るプロ並に上手い人は別だけど僕みたいなトー素には単一色をベースにまとめたほうが統一感が出るんじゃないかな)
で、抽象画、てのはいわゆるその不統一性というものでもってして絵を統合しなくてはいけないからまた難しいのだと思う。不規則であり、法則性がない、という状態の統一性を保たなければならないんではないかと。不規則な規則、てなんだよ、て感じなのだけどロジカルに抽象画を紐解いていけばそういうことになるんじゃないかと思った。でないとどうして、何でもありなはずの抽象表現にこんなにも差が出てきてしまうのかが感覚として分かってるはずなのに言葉に変換できないというのは悔しいので。
カクカクした線でもって人物を統一するなら中にひとつだけ丸っこいラインの人物が存在するとまた違和感が出てくる。
彩色についても同じことが言える。陰影について影の部分を青、明るい部分を赤、と決定した場合、その法則に従い色をおいていかなければ一部分だけここは緑で逝こう、なんてやってみたり、明るい部分は赤、と決めたにもかかわらず青をのせたりすると、とても不規則な絵になって統合性が取れなくなり、絵に違和感が出てくる。もちろんある一部分を目立たせるために意図的に法則から逸脱する色をのせることもあるのだけど、まるっきり別々の色合いでまとめていくとどうしてもまとまりのない絵になってきてしまう。
具象画で表現する場合、たくさんの色を使って塗り固めていく遣り方は多分失敗の元だろうと思う。(陰影をちゃんと把握出来るプロ並に上手い人は別だけど僕みたいなトー素には単一色をベースにまとめたほうが統一感が出るんじゃないかな)
で、抽象画、てのはいわゆるその不統一性というものでもってして絵を統合しなくてはいけないからまた難しいのだと思う。不規則であり、法則性がない、という状態の統一性を保たなければならないんではないかと。不規則な規則、てなんだよ、て感じなのだけどロジカルに抽象画を紐解いていけばそういうことになるんじゃないかと思った。でないとどうして、何でもありなはずの抽象表現にこんなにも差が出てきてしまうのかが感覚として分かってるはずなのに言葉に変換できないというのは悔しいので。
コメント