理想の時代 45年〜70年(戦後〜安保闘争)
虚構の時代 71年〜95年(失われた理想〜オウム事件)
動物の時代 96年〜03年現在(物語は消滅し、データベースへ

「大きな物語」たるイデオロギーの凋落が始まったのは1914年。イデオロギーが完全に形骸化したのが70年。この時点でハードコアの歴史は消滅する。失われた「大きな物語」を望む人々の渇望が「ガンダム」的な「虚構の歴史ドラマ」を生む。虚構のイデオロギーは回復したかに見えたがオウム事件により虚構を受容できなかった人間(動物化しきれなかった人間)の行き着く果てを目の当たりにした人々は、虚構のイデオロギーを捨て、スノビズムからも乖離する。エヴァにイデオロギーはなく、そこにあるのは「小さな物語」のジャンクの寄せ集めでしかなかった。それは「大きな物語」(イデオロギー)の「データベース化」の始まり。人は「大きな物語」を求めるが存在するのは「データベース」のみであり、永遠にセカイを横滑りするしかない。そして虚構のセカイを受容した人間は動物化する。

その後、ガンダムシードがエラく人気が出たのはイラク戦争による反米のイデオロギーの高まりの影響もあるかもしれない。「大きな物語」の復権がかかれば、人々はまた他者性を回復した共同体を結成できるのだからこれは必然なのかもしれない。人は「大きな物語」を求め、そしてまた闘争は生まれる。それが歴史。

と、後半は着色しまくりだけど東浩紀の動物化するポストモダンで語っていたみたいです。まあ、これは僕の見解なわけだが。

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