昨日のデラホーヤ×メイウェザーはいろいろとパンチについて思うところがあった。

体のパワーという面では完全にデラホーヤが勝っていたのは言うまでもないが、では腕力という点ではどうだったか。
どうもこの二人に腕相撲をやらせたらメイウェザーのほうが強そうに思えてならない。というのもクリンチ際のデラの非力そうなパンチを見るとショートパンチだけならメイウェザーに分があるように見えたからで。
ボクサーのパンチャーってのはやっぱり肉付きなどによってタイプが分かれるんだなあ。

デラホーヤは体幹の強いタイプの選手で体の軸をどっしり構えて連打するパンチャーなのだと思う。だから腰が安定させて打つ速射砲連打は強力に見える。一方で腕力に乏しいからクリンチ際などに打つ手打ちのパンチはあまり威力を発揮しない。
こういう選手というのは定められた一定の位置をベストタイミングで打ち抜くことでハードヒッターと言われる選手になるんではなかろうか。タイプ的にいえばトリニダード、ジュー、コット、デラホーヤ、ハメドなど。

対して腕力のあるタイプのパンチャー(スラッガーと表現されてたっけ)というのは体の中心軸にわざわざ回転をあわせてパンチを打たなくても相手にダメージを与えることが出来る選手だと思う。こういうタイプは手打ちパンチでもそれなりに強いパンチが打てる。
クリンチ際で無類の強さを誇るホプキンスなんかはそのタイプじゃないかな。腕の力だけで上手く相手にダメージを与えきれるという。腕力が強いということはブロッキングも強固なのでガードの隙間をねじりこまれたりすることも少ない。(昨日のデラホーヤは中盤以降たまにガード破られてた)
腕だけでそれなりにパンチを打てるということだから総合格闘技とかやらせてもパウンドなんかは結構強くなりそうな…
まあ腰や肩の入れ方にまた別の才能を要するんだろうけど。
メイウェザーやライト、クォーティー、ホプキンス、パッキャオなんかはこういう手打ちパンチでもそれなりにダメージを奪える選手なのではなかろうか。だからなんか変な体勢からでも妙に強力なブローを放てたりするというか。

まあ理想は体幹も腕力も下半身も全部強いに越したことはないんだけどさw

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