DVD レントラックジャパン 2004/12/22 ¥4,935 ロビン西による原作コミックを、『アニマトリックス』などで知られるSTUDIO4℃の制作でアニメ化。監督は、劇場版『クレヨンしんちゃん』などでその独特のセンスをアピールし、OVA『ねこぢる草』なども手がけた湯浅政明。初恋の人・みょんちゃんと偶然再会した主人公・西は、その夜一度死ぬが甦り、やがてみょんやその姉・ヤンとともにクジラの腹の中で暮らす羽目に…。

ワケ分からん勢いのままワケ分からんノリで一気に終局まで駆け抜けるアニメだった。これだけ気が狂ってるアニメをやるなら、妙なメッセージ性(らしきもの)が入ってくるのがちと残念な気がする。「俺はここから抜け出して、いろんな人生を送りたい」みたいなそんな台詞。抜け出した先が無限ループにコネクトされてるというオチがまたちょっとね…。嫌いじゃないんだが、破天荒な物語に押井オチが待っててもそれほど驚かせられないというかフーンという感じで最後がちょっと醒めちゃったよ。

あと絵が奇抜すぎて情報の回転速度が速過ぎて、目が痛くなることは間違いない。ピカチュウの放電で失神しちゃうような人にはオススメしない。見たらかなり疲れるから。これを心地よい疲れ、とするか、ゲロ吐きたくなったからもう2回目は観なくてもいいかな、となるかがこの作品を好きになれるかどーかの境目な気がする。僕は残念ながら後者だった。嫌いじゃなかったけど、2回目を観たいとは思わなかった。でもまあ、アニメが好きな人は1度は観といたほうがいいだろう。かなり強烈なインパクトがそれだけあるので、この作品を観て俺の人生観が変わった!とかいう人がいてもおかしかないくらいに強烈であることには間違いない。

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