廃墟漂流

2005年8月11日 読書
ISBN:4838713223 大型本 小林 伸一郎 マガジンハウス 2001/09 ¥3,675

ある程度萌えアニメを観てるし、十分動物化できているつもりなのにちっとも萌え画を描けない俺です。女の子自体を描くことに特に抵抗はない。でもみんな表情が薄いんだよな。

もともとリアクションでかい人間が好きじゃないので微笑、微怒りの表情、イラついた顔、微呆れ顔、は描けるけど激怒、破顔、爆笑、星が出そうなくらいの笑顔、てのは描けない。
なんか退廃した雰囲気のイラストしか描けねえ。

多分、深層心理的に萌えそのものにまだまだ抵抗があるのだろう。というのも「トラウマの回復=救い」の構造をどうしても信じ切れていないのと、もうひとつは自分の破廉恥な萌え萌えな部位を人にさらしたくないというマッチョイズムによるものが萌え画を描くことへの抵抗感をあおってる気がする。
おいおい、お前エロゲーで抜いてんだろうが、何気取ってんだウンコ野郎、てなもんだがな。だったら背景かなんかで製作スタッフになれねーもんかなあと、現在、この「廃墟漂流」と押井守作品観ながら背景の勉強してます。いいよこれ。写真てあんま興味ないんだけどこれはマジで綺麗だす。

単なる超高層ビルに美はあんまり感じねーのよなあ。直線が気持ち悪いというか。どっかに傷が入ってたりデカダンスな雰囲気がないと俺は駄目だ。多分、押井がパトレイバー2の台詞で挿入してた「血まみれの経済的繁栄」てのがこういう廃墟好きな部分を支えてるのだろうなとかまた自己分析。ぜんぜん、レビューになってないっすねハイ。

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