ゼロの使い魔

2005年7月23日 読書
ISBN:4840111057 文庫 ヤマグチ ノボル メディアファクトリー 2004/06 ¥609

優良のツンデレ小説ですよ。ヒロインのルイズが激烈にツンデレだ。つーかそれくらいしか語ることねーや。ツンデレラー、ツンデリストを自称する人なら読まないと損だろう。それくらいツンデレ。私はこの本だけであと10年戦えると確信しました。ぐひひ

内容的にはありがちなボーイミーツガールな小説ですが。異世界に現代から召還された使い魔が主人公で才人という少年。ヒロインのルイズたんはそのご主人様(はあはあ!)という設定だ。いつも才人は苛められるけど、ときどきデレってくれますよ。

ルイズが他のツンデレキャラと違う点は「オチこぼれ」であるという点だろう。ここはヤマグチノボル氏特有のオリジナルな部分だと思う。通常のツンデレというものは高嶺の花であったり、なかなか人に弱みを見せない人であったり、「人間的にも能力的にも優良な彼女が俺にだけ、弱みを見せてくれてるぜ」という欲望を充足してくれるものですが、

この小説の場合、ルイズは魔法使いとしては落ちこぼれ、皆からは馬鹿にされまくって、ゼロのルイズ(魔法がぜんぜん使えないからゼロ)等とかわいそうなくらいの誹謗中傷を受けてますが彼女はめげねえです。オチこぼれなんだけど心は高貴で、いつも必死にガンガってます。オチこぼれなのが見え見えなのにいつもツンツンしてます。もうね、このツンの時点で読んでる側としてはウヒョーて感じですよ。で、例によって使い間の才人にもツンツンしてんですが弱みを見せたときはこれがまたヌガー、て感じですよ。もだえ苦しみますよ。「劣等感の塊の彼女が無理に頑張ってツンツンして、でも本音は凄い寂しがりやでデレってくれるぜ」という新タイプ(他にも例はありそうだけど)のツンデレ道を開拓したヤマグチノボルは天才ですよ。早く5巻が読みてえよ。

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