僕の懺悔

2004年11月1日 趣味
正直なところ僕は自分の絵があまり好きでないかもしれないです。出展前はいつもギリギリで描いてるし、どう仕上げればいいのか皆目見当がつきませんし、自分の描きたいように描くべきだ、といわれてその通りに描くと、これは違う、描きなおしなさい、て言われる。結果的に入選は出来てるんですが、結局自分が何を描きたかったのかと問われると何も言えなくなってしまいます。別に主張が欲しいわけじゃないのだけど絵を描くこと自体を目的化してしまえるほど絵に執着があるかとなるとやっぱり自分の描き方が気に食わない以上、苦しいだけなのかもしれない。僕の絵は何もかもから逃げてしまいたい気持ちでいっぱいだと思います。僕は今までたくさんの幸福やら目の前の現実から逃避しつづけていました。ずっと受身でディフェンシブに生きてきたせいか、苦しいことに耐える能力は身につきましたけど何かを得たり、得るためにリスクをしょって立つことにものすごい抵抗感があります。悔しいんだけど僕はもう何もかもをあきらめてしまってるのかもしれません。何か嬉しいことがあってもああ、こんなもんかな。苦しくても、ああ、しょうがないよね、自業自得だし。ものすごくシニカルな視点から抜け出すことが出来ないのです。頑張ったことがないなら今頑張ればいいじゃないか、とも思うのですが、結局またしばらくすると何もかもから逃げ出したくなります。いろんな現実逃避の手段を考えます。最初は現実逃避だったはずの絵描きの作業からすら逃げ出したくなります。そしてどうでもいい媒体にまた自分を委託して、これがあるから僕は生きていける、などと逃げ口上を発見して自己完結してしまうのです。そのくせプライドだけは一丁前だから始末に終えないですよ。おまえは駄目なやつだな、て言われるとそんなことはない、て奮起します。30秒限定です。ほんとに駄目なやつだなと思いますよ。くそー

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索